脳神経外科

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特徴

 当院の脳神経外科は原則として午前中は診察を行っています。金曜日は救急当番の対応のため休診になることがありますので、ご注意ください。
 外来患者様のほとんどは、「頭痛」と「めまい」を心配して来られます。当科では原則として当日の内に頭部X線CT検査を行い、脳出血や脳腫瘍が無いかどうかを調べます。診察の結果、必要に応じてMRI、核医学検査(脳血流検査・MIBG心筋シンチ・Datスキャン)、脳波、誘発電位などを予約していただき、さらに精密に調べます。
 当科の入院患者様の約4分の1は軽症の脳梗塞です。次いで頭部外傷(脳挫傷・急性硬膜下血腫・急性硬膜外血腫)、脳出血などの疾患で保存的治療で良いと判断した症例が占めております。手術(血管内手術も含みます)が必要な患者様は、積極的に富山大学に紹介しております。また、がんの患者様で脳転移を来した患者様は、入院・外来問わずに積極的に定位放射線治療を受けていただくために富山サイバーナイフセンターに紹介しております。(手術が必要な症例は富山大学に紹介しています。)治療には学会の定めた治療ガイドラインを参考に、質の高い医療を目指しております。また病状や治療方針の説明に際しては、患者様に理解していただける様に努力しております。また、パーキンソン病の投薬治療や定位脳手術(深部電極植え込み術:DBS)の適応も診断し、手術を旭先生が金沢脳神経外科で施行しています(もちろん当院で電極の調整はします)。また認知症の中でも治る認知症である生常圧水頭症や慢性硬膜下血腫の手術も施行しています。またアルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症の検査・治療もできます。MRIで海馬の萎縮をコンピューターで自動的に計算し(VSRAD)診断に役立てています。また脳血流を計ることでどのような認知症かも診断できますので、ご相談ください。またてんかん治療も力を入れています。脳波計が新しくデジタルになったことで様々なことがわかるようになり、てんかん治療に役に立っています。また新規抗てんかん薬もたくさん出てきて安全十分な効果も出ています。難治性癲癇で手術治療が必要な人は積極的に旭先生が金沢脳神経外科で聖マリアンナ医科大学のてんかん専門医田組一郎先生と手術を行っています。
このように済生会高岡病院脳神経外科は脳の疾患の多岐にわたってカバーしています。大きな手術が必要な方は緊急でも富山大学がサポートしてくれていますのでご安心ください。現在自覚症状は無いが、脳の病気が心配だとおっしゃる方には、3コースの脳ドックを準備しております。当科は、脳神経外科診療以外にも、リハビリテーション科の診療、また救急センターの初期対応も行っております。上肢痙縮・下肢痙縮に対するボトックス治療やバクロフェン持続髄注療法もしています。詳しくは脳神経外科外来までお尋ねください。

頭痛について

旭雄士先生が4月9日、10日発行の北國新聞「丈夫がいいね」に取り上げられました。


日本人の3~4人に1人は頭痛もちと言われるほど、頭痛は日常の症状です。 頭痛のために日常生活が正常に過ごせない方もおられます。 頭痛は立派な病気です。迷わずに脳神経外科を受診して下さい。 頭痛には色々な種類があり、治療法も違います。 頭痛といってもさまざまなタイプがあり、国際頭痛学会によるとなんと200種類以上に分類されます。 頭痛診療では、患者様がお悩みの頭痛が、どのタイプの頭痛なのかを見分けることから始まります。 脳神経外科ではではさまざまな頭痛の方々に対して適確な診療・治療で有意義な日常生活を送れるようにお役に立ちたいと考えています。

■ 一次性頭痛

 慢性的に頭痛が繰り返し起きるのに、脳に明らかな異常が認められない頭痛で、慢性頭痛や習慣性頭痛と呼ばれます。 通常は命に別状はありません。 来院されるほとんどの方がこのタイプで、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがその代表です

●片頭痛

 脈打つようなズキンズキンとした頭痛が、月に1~2回、多いときには週2~3回ぐらいの割合で起こります。 痛みは数時間から人によっては3日間ほど持続します。 動くとガンガンと頭に響いてつらい、光や音に敏感になる、吐き気をもよおすなど日常生活に影響するほどの症状を伴うこともあります。

●緊張型頭痛

 ギューと頭を締めつけられるような重苦しい痛みが毎日のように起こる、持続的な頭痛です。 ズキズキした痛みと感じる人もいます。 目の疲れや身体のだるさ、めまいといった症状を伴うことがあります。

●群発頭痛

 目の奥などに強烈な痛みが半年~2年に一度、1~2か月間毎日のように集中して起こります。 その起こり方が群発地震のようなので、群発頭痛と呼ばれています。 激しい痛みは1~2時間続き、その後、自然に治ります。 睡眠中に激痛で目が覚めたり、目の充血や涙、鼻水などを伴ったりすることもあります。

■ 二次性頭痛

 脳卒中(クモ膜下出血、脳内出血、脳梗塞)や脳腫瘍、髄膜炎などの別の病気があって、それが原因で起こる頭痛です。 痛みのもとになっている病気の中には命に関わる重大な病気があり、注意が必要です。 次のような頭痛の症状が出た時には、迷うことなくすぐに診察を受けましょう。 こんな症状の方はすぐに受診を

  1. 突然の頭痛
  2. 今までに経験したことのないような激しい頭痛
  3. 徐々に頻度と程度が増していく頭痛
  4. 吐き気・嘔吐、めまい、けいれん、高熱、意識障害、運動・感覚の麻痺などを伴う頭痛
  5. 1~2か月以内に頭を強く打っている

 一次性頭痛に対しては、日常生活改善が治療の中心となります。 痛みがひどい時には、投薬する場合もあります。 二次性頭痛に対しては、その原因となる病気を治療することが必要です。


脳ドックについて

脳は私達の意識や感情、学習・記憶、会話などを制御する大切な場所で、一部でも損傷を受けると、身体にさまざまな症状が出てきます。脳は一度損傷を受けると完全な回復が難しいため、後遺症が残ります。介護保険の4割は脳卒中が原因です。脳の病気は発症してから治療するよりも、発症を未然に防ぐことが重要です。当院では脳疾患の予防と早期発見を目的とした脳ドックに力を入れ取り組んでいます。 
MR(磁気共鳴画像撮影)機器を使い脳の健康状態を見るだけでなく、血液検査や尿検査、心電図検査などにより、脳卒中の原因となる動脈硬化の危険因子についても検査いたします。
MRI(磁気の力を使い脳の断面を撮影する)、MRA(磁気の力を使い頭蓋内や頚部の血管を撮影する)による画像検査を主とした一連の検査によって自覚症状のない脳の病気(くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞など)の原因となる脳血管病変やその危険因子、無症状あるいは些細な症状の脳腫瘍や認知症などです。
MR検査では、磁石の力で、身体の内部や血管の状態を調べます。 従って放射線の被曝の心配はありません。
脳ドックは完全予約制になります。あらかじめ電話にてお申し込みください。

※検査において特別な準備は必要なく、身体への負担はほとんどありません。
ただし、心臓ペースメーカーや人工弁を使用している方、手術や事故で金属が体内・体外にある方などは検査をお受けできないことがありますので、お申し込みの際にご確認ください。

<ガイドライン一覧>

  • 脳卒中治療ガイドライン 2015
  • 慢性頭痛の診療ガイドライン 2013
  • パーキンソン病診療ガイドライン 2018
  • 定位・機能神経外科治療ガイドライン  第3版
  • 正常圧水頭症診療ガイドライン
  • 高血圧治療ガイドライン 2014
  • てんかん診療ガイドライン 2018
  • 脳ドックのガイドライン 2008
  • 肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン 2009

医師プロフィール

氏名 役職 専門分野 資格
西方 学
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脳神経外科部長
集中治療室部長
脳神経外科一般 日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医
旭 雄士
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非常勤医師
 
定位・機能神経外科手術
頭痛
日本定位・機能神経外科学会 機能的定位脳手術技術認定
日本脳神経外科学会 専門医
日本脳卒中学会 専門医
日本頭痛学会 専門医
日本頭痛学会 指導医
日本救急医学会救急科 専門医
ICLSインストラクター
ISLSインストラクター

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診療時間

午前
午前 8:15~11:30
(初診は11:00まで)
午後
午前 13:30~16:30
(初診は16:00まで)
休診日
土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始(12月29日~1月3日)

受付時間は診療科によって異なります。
詳しくは、各診療科の外来担当医表をご覧ください。

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