富山県済生会高岡病院
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泌尿器科

 日本では2020年には、前立腺癌の罹患率が男性癌の1位になるとの予想もあり、当院でもこの2,3年で、年間20~24名の新たな前立腺癌の患者を診断しております。

 前立腺癌の早期発見の目的に、最近では種々の検診などにて血液のPSA検査が施行され、PSA検査結果をもとに当院を受診された方や前立腺癌を疑う方には積極的に経直腸的前立腺生検を施行して、前立腺癌の発見に努めております。


 前立腺癌の根治治療の1つに前立腺全摘除の手術療法があり、近年では泌尿器科医が複数いる施設では小切開や腹腔鏡による手術が行われているところもあります。
 しかし当院では、比較的経験豊富な泌尿器科医(応援医師を含め)2人にて従来よりの開腹による前立腺全摘を施行しており、手術創は比較的小さな8cmで施行し、その手術時間も術後の鼡径ヘルニア防止術を同時に施行しながら約2時間半で、出血量も約500ml程度に収まっております。

(術前の自己血貯血2回分のみの返血にて他人血の輸血歴なし)

 なお、過去3年間の手術件数は年間49~63件(前立腺生検や尿道ステント挿入などは含めず)です。また、開腹などの多人数の泌尿器科医が必要な手術のときには、金沢大学などより応援医師を要請し当院にて手術を施行しております。

 このようにして、この3年間は年間5~6名の前立腺全摘除を施行して、前立腺癌の根治治療となるように努力をしております。

<ガイドライン一覧>

  • 食道癌治療ガイドライン
  • 尿路結石症診療ガイドライン
  • 前立腺癌診療ガイドライン2012
  • 腎癌診療ガイドライン2011
  • 前立腺肥大症診療ガイドライン
  • 精巣腫瘍診療ガイドライン2009
  • 膀胱がん診療ガイドライン

医師プロフィール

氏名 役職 専門分野 資格
石田 武之 泌尿器科部長 泌尿器科一般
前立腺癌
膀胱癌
日本泌尿器科学会認定専門医
内藤 伶奈人 非常勤医師 泌尿器科一般
牧野 友幸 非常勤医師 泌尿器科一般

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