眼科
地域の中核病院の一つとして、眼科疾患全般の診療を行っています。また、加齢黄斑変性やぶどう膜炎などの専門的な診察、診療を行っています。
特徴・強み
通常診療
- 眼科疾患一般
- メディカル網膜疾患
- ぶどう膜炎
- 全身疾患や全身治療薬による眼病変の診察
白内障や緑内障、ドライアイなど眼科疾患全般の診療を行っています。特殊な検査や治療が必要な患者様には、富山大学附属病院と連携して最適な治療を受けていただけるように努めています。白内障手術は2泊3日(1泊でも可)の入院で毎週行っており、安全で綺麗な手術を心がけています。白内障の手術は、手術後の診察がとても大切です。頻回の通院が大変な方や日帰り手術が心配な方、全身の疾患がある方も安心して手術を受けていただけるようにしています。
加齢黄斑変性、静脈閉塞による黄斑浮腫、近視性脈絡膜新生血管、糖尿病黄斑浮腫に対する、抗VEGF薬硝子体注射、ステロイド注射を行っています。注射は外来処置室で実施できるように整備を整えました。このような病気は、何度も注射が必要になるケースもありますが、患者様にスムーズに治療を受けていただけるようにしています。
全身の病気とともにぶどう膜炎が起こることがあり、院内の他科の先生たちと連携しながら、診断や治療を行っています。特殊な検査や治療が必要な場合は、富山大学附属病院と協力して、最適な治療を受けていただけるように取り組んでいます。
糖尿病、高血圧症、膠原病などの全身疾患による眼病変や、ステロイド、抗がん剤、ヒドロキシクロロキンなどの全身の治療薬による眼病変の診察を行っています。患者様が安心して全身疾患の治療を続けられるように、わかりやすい説明を心がけています。
専門外来
- ぶどう膜炎・強膜炎(月2回専門外来あり)
- 角膜疾患(月1回専門外来あり)
- 緑内障(月1回専門外来あり)
毎月第2・第4木曜日午後に富山大学の中村医師が診療を行っています。
原田病、べーチェット病、サルコイドーシス、感染性ぶどう膜炎、原因不明の虹彩毛様体炎等に対する診断および治療を行います。眼だけに限局した炎症の場合は、まずステロイドの点眼薬、眼局所注射を行うことが多いのですが、難治性の場合はステロイドの全身投与、免疫抑制剤、生物学的製剤の投与を行うことがあります。難治性の場合は富山大学で精密検査や治療を受けていただき、安定したらまた当院へ通院していただくようになっております。
難治性角膜疾患については、第3水曜日午前に富山大学の宮腰医師が診療を行っています。角膜感染症や難治性ドライアイ、円錐角膜、再発翼状片などに対する診察をし、特殊な検査や手術加療が必要な場合は富山大学附属病院で行いますが、通院の負担を最小限にするべく、落ち着き次第すぐに当院でフォローします。
難治性緑内障については、第4火曜日午後に富山大学の大塚医師が診療を行っています。手術加療が必要な場合は富山大学附属病院で行うことがありますが、落ち着いたらまた当院でフォローします。
<ガイドライン一覧>
- 角膜内皮障害の重症度分類
- 感染性角膜炎診療ガイドライン(第2版)
- ベーチェット病眼病変診療ガイドライン
- 加齢黄斑変性の治療指針
- 緑内障診療ガイドライン(第3版)
- 眼瞼けいれん診療ガイドライン
- 眼底血管造影実施基準(改訂版)
- アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン(第2版)
- アデノウイルス結膜炎院内感染対策ガイドライン
- ラニビズマブ(遺伝子組換え)の維持期における再投与ガイドライン
- サルコイドーシスに診断基準と診断の手引き―2006 要約
- コンタクトレンズ診療ガイドライン
- 加齢黄斑変性症に対する光線力学的療法のガイドライン
- ウイルス性結膜炎のガイドライン
- 加齢性黄斑変性の分類と診断基準
医師プロフィール
氏名 | 役職 | 専門分野 | 資格 |
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淵澤 千春 | 眼科部長 | 眼科一般 涙道疾患 眼瞼・眼窩疾患 |
日本眼科学会専門医・指導医 視覚障害者用補填具適合判定医 PDT認定医 |
宮腰 晃央 | 非常勤医師 | 角膜疾患 | |
大塚 光哉 | 非常勤医師 | 緑内障 | |
中村 友子 | 非常勤医師 | ぶどう膜炎 |