富山県済生会高岡病院
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リウマチ科

 1997年に開設された北陸三県で初めて公的病院に設立されたリウマチ科で、リウマチ性疾患に対して常勤医師2名と富山大学第一内科からの外来応援非常勤医師数名で外来診療を行っています。
 関節リウマチをはじめ膠原病(全身性結合組織疾患)に対する薬物療法を中心として診療にあたっています。薬物の有効性や副作用について十分な注意を払いながら、できるだけ良好に病勢をコントロールして、機能障害を防ぐよう努力しています。
 現在は内科医師を中心に構成されており、内科疾患の依存症や既往症についてもできるだけ対応させて頂いております。専門的な治療や検査を要する際には当院内科と連携して診療にあたっております。

特徴・強み

 関節リウマチの初期症状である滑膜炎の評価に超音波(エコー)検査を用いています。体に対する侵襲がなく、全身の関節部評価が可能ですので、リウマチ活動性の評価や治療薬の効果判定に有用と考えています。
 生物学的製剤やJAK阻害薬、抗リウマチ薬の使用は年間500件以上です。
 リウマチ性疾患の精査目的、または加療中に合併した感染症等の治療目的、ADL低下に対するリハビリ目的での入院については、当院内科と連携して入院による精査加療を行っており、年間100件程度の入院管理を行っております。
 内科医師が診療にあたっており、生活習慣病などの内科疾患についても併せて診療を行っております。
 関節機能障害や変形が強く、日常生活動作に強い支障を生じた場合には、整形外科に依頼して人工関節置換術などの機能再建手術を行い、術後にリウマチ性疾患の治療を行っています。

主な対象疾患

関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、シェーグレン症候群、混合性結合組織病(MCTD)、強皮症、多発性筋炎、皮膚筋炎、ベーチェット病、強直性脊椎炎、サルコイドーシス、IgG4関連疾患、膠原病関連間質性肺炎、血管炎症候群、再発性多発軟骨炎、乾癬性関節炎、SAPHO症候群 など

医師プロフィール

氏名 役職 専門分野 資格
奥村 麻衣子 リウマチ科医長 関節リウマチ
膠原病診療
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本リウマチ学会専門医・指導医
日本リウマチ学会登録ソノグラファー
小檜山 葵 リウマチ科医員 関節リウマチ
膠原病診療
川高 正聖 非常勤医師 膠原病 日本内科学会認定医
日本リウマチ学会専門医

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